2013年の8月に真剣にダイエットを始めて、体の仕組みや栄養について勉強して分ったダイエットの嘘をまとめました。
個人的に騙された！と思ったダイエットの嘘を10個ご紹介します。これからダイエットを始める人は、美容業界や健康食品業界の嘘を見抜けるよう参考までにどうぞ！
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1日3食食べないと太る
体重は消費カロリーと摂取カロリーのバランスでできているので2食に減らしても問題ありません。また一日一食しか食べなくても摂取カロリーが消費カロリーを超えれば太ります。また、「1日3食食べないと太る」には実はちゃんとした科学的な証拠がありません。
【消費カロリー ＞ 摂取カロリー】・・・痩せる
【消費カロリー ＝ 摂取カロリー】・・・変わらない
【消費カロリー ＜ 摂取カロリー】・・・太る
夜遅くに食事をするとカロリー吸収率がよいので太る
これも信じられませんが、嘘です。病気でない限り、栄養の吸収率はほぼ100%なので吸収率は変わりません。
夜に食べても、朝に食べても、テニスコート１面分の面積がある小腸の表面を通る間に、100％吸収されます。
運動不足だと太る・運動して痩せる
運動で消費されるカロリーは極めて低いので、運動不足だからといって太るわけではありません。ランニング30分で200kcal程度です。
また運動して痩せたとしても、運動をやめたら消費カロリーが元の状態にもどるので、食生活(摂取カロリー)が同じであればすぐに同じ体重にもどります。運動して、痩せた体重を維持するためには、一生運動しつづける必要があります。
置き換えダイエットで痩せられる
置き換えダイエットの基本は食事のカロリーカットなので、ダイエット論理としては、正しいのです。
ただ置き換えダイエットを一生続けられるか？と考えてみてください。置き換えダイエットで摂取カロリーを抑えている間は、当然体重は減少していきます。ただし、運動と同様、置き換えダイエットをやめたら元の体重へ戻ります。
また置き換えダイエットの場合、市販のダイエットシェイクなどを購入すると、経済的にも難しくなります。たとえば、楽天8年連続1位を獲得しているダイエットシェイクの場合、14食で8400円します。1色あたり600円なので1年で219000円、5年で1095000円となります。
食事をとらないと脳の働きが悪くなる
脳はブドウ糖からエネルギーを得ているので、食事をとらないと脳が働かなくなる。というのは嘘です。
人の体は、食事をとらなくても、体のタンパク質を原料にして脳に必要なブドウ糖を作る仕組みがあるので、脳が働かなくなることはありません。
自分は生まれつき栄養の吸収率が良い
これも嘘です。先ほども書いたように栄養は健康であればほぼ100%吸収されます。吸収率の個人差はほぼありません。
ただし、消費カロリーは筋肉量や活動量で決まるので、寝たきりの人やあまり動かない人は、同じ食事をとっても太りやすくなります。
食物繊維が多い食品と一緒に食べると、カロリーの吸収率が悪くなるので太りにくい
食物繊維は糖質の吸収を遅らせることはできますが、最終的に吸収される総量は、同じなので摂取カロリーが減ることはありません。
メタボリックシンドロームになると病気になる
メタボの基準は男性の場合ウエスト85cm以上とされていますが、実は40～69歳の日本人男性の平均84.7cmとほぼ同じになります。40代～60代の半数がメタボとなるのです。身長・体重を考慮せずに、ウエストだけ診断している点について、国内・海外から多く疑問の声が上がっています。
セルライトはエステでなくなる
もともとセルライトとは、1900年代にヨーロッパのエステサロンで「脂肪の塊」という意味で使われはじめ広がった言葉です。古い皮下脂肪に老廃物が結合したものと言われていますが、そもそも医学的には存在しません。研究でセルライトといわれるものと脂肪の成分は全く同じであることが判明しているので、脂肪が消費されれば自然と目立たなくなります。
タンパク質は筋肉や血液を作る原料なので多く取っても平気
ダイエットでよくきく「ダイエット中はタンパク質を多く摂っても平気」というのも実は正しくはありません。
タンパク質を必要以上に摂った場合、体は余ったタンパク質をブドウ糖にしてカロリーとして消費しようとします。しかし、消費しきれないときは、脂肪に作り変えられ体脂肪として貯えます。
ダイエット中のタンパク質は重要ではあるのですが、摂りすぎは気をつけましょう。
以上、ダイエットは嘘だらけ！騙されやすいダイエットの知識10個まとめでした。私もいまだに信じがたいものもありますが、体の仕組みを勉強する嘘か本当かがよくわかります。他にもダイエットの嘘があればコメントいただければとおもいます。