我が家では1歳前後から徐々に始まった、アンパンマン依存(anpanman dependence)。通称AD。アンパンマン依存症で悩んでいる親は多いはずなので、我が家で効果のあった解決方法をご紹介します。
アンパンマン依存症ってどんな症状?
こんな症状がでていたら、あなたのお子さんもアンパンマン依存症かもしれません。
- テレビをつけると「あんぱん、あんぱん」と狂ったように叫ぶ
- 録画したアンパンマンを見せないと「うぁーんぷぁーん」大泣きする
- アンパンマンのオムツじゃないと履かない
- 買い物中どんなに小さなアンパンマンも見つけ出す
- アンパンマンの絵を1日30回くらい描かされる
- パソコンをしていると「youtubeでアンパンマンを見せろ」と要求してくる
- 「あーんパンチ」と殴ってくる
- 「そーれ!」とアンパンマンのおもちゃの首を投げる
- お母さんの頭を「そーれ!」と投げ飛ばす ごっこ遊びをする
- バタコさんを「バタコ様」と呼ぶ
バタコさんをバタコ様と呼ぶくらいなら問題ないのですが、何でもかんでもアンパンマンでないと嫌!という状態が親としてはとても苦労する所だと思います。
アンパンマン依存症は大人にも影響する
子供だけに現れる症状と思われがちですが、毎日子どもと接していれば、もちろん大人にも影響を及ぼします。下のような症状が出てきたら気をつけた方がいいかもしれません。
- アンパンマンのキャラクターの名前を30人以上言える
- 「何が自分の幸せ?何をして喜ぶ?分からないまま終わる。そんなのは嫌だ」と自問し始める
- 気づいたら「テンテン、ドンドン、テンドンドン」と口ずさんでる
ちなみに僕はアンパンマンのキャラクター名は50人以上いえます。
アンパンマン依存が起こる原因
実は、1歳頃までアンパンマンのテレビは観せていませんでした。それでもアンパンマンに興味を持ち出した要因は、お菓子や赤ちゃん用品、TVCM、小児科、友達のおもちゃ等いたるところで、アンパンマンが出没する点だと思います。心理学やマーケティング用語でいうと「単純接触効果」というやつです。
単純接触効果とは
何度も見たり、聞いたりすると、次第によい感情が起こるようになってくる。たとえば、よく会う人や、何度も聞いている音楽は、好きになっていく。これは、見たり聞いたりすることで作られる潜在記憶が、印象評価に誤って帰属されるという、知覚的流暢性誤帰属説で説明されている。
日本からアンパンマングッズを消滅させない限り、子どものアンパンマン依存は今後も続くといえます。とはいえ、そんなことは不可能なので、我が家の解決方法を紹介します。
アンパンマン依存の解決方法
子どもにとってアンパンマンは家族同然の存在です。いきなりアンパンマングッズを捨てるのは避けたほうがいいでしょう。
ギャンブルやアルコール依存症の克服には、認知療法、薬物療法などがありますが、さすがにそんなことはできません。
我が家では、アンパンマン以外にも興味のあるものを増やすという作戦で依存症を緩和しています。今さらアンパンマンへの興味をなくすのは不可能なので、それ以外に興味を持ちそうな、ミッキーやピングー、キティなどのキャラクターを活用しています。
相対的にアンパンマンの価値を下げるというたくらみです。
具体的な方法
アンパンマンが見たいと泣き叫んだら、「あ!ミッキーさんの帽子どこいったけ?」と話を無理やり反らします。うまくミッキーに興味を持てば「ミッキーさんどこいったー?」と探しだします。アンパンマンのテレビ番組の見すぎで困っている場合は活用してみてください。
スーパーでアンパンマンのお菓子が食べたいと駄々をこねたら、「あ!そろそろ、いないないばぁ始まるから急いでお家に帰ろうか!」と興味をそらします。
ポイントは、思い出したように「あ!」と声を張って言うこと。一歳を過ぎると、びっくりして「なんだ??」という顔でこちらに視線を送ってきます。そのタイミングで他に興味を反らします。
そのほか、音が出て尚且つ、子どもがやりたくなるおもちゃをがあれば、子どもの興味をそらすのに役に立ちます。音がでればとりあえず、音のするほうを見るし、面白そうであれば、自分もやりたいとこちらへやってきます。ボーネルンドの商品は質も高いですし、デザインもオシャレなものが多いので、買って損はありません。子どもが駄々をこねたら、ぜひ、参考にしてみてください。